望診=観ること(東洋医学で診断法の一つです)
大阪府高槻にある古民家を改装した素敵な鍼灸院があります。
学生の時、一度見学に行ったことがあって、施術をしてくださいました。
先生は施術しながら
「言いたいこと我慢するとこあるんかな。
言いやすいような形にして伝えるようにしたら?」
これ、身体診てもらいながら言われると、深いところをグッとつかまれる感じがしました。
鍼灸師が「気が滞る」とか普通に使う言葉も、その通りに伝わるとは限らなくて、
その先生は自分の言葉で、どうやったら伝わるか、身体の症状を見ながら、
工夫し続けたそうです。
他の鍼灸師の先生も、
「治療して良くなるけど、同じところに反応が出る。
それが徐々になくなればいいけど、なくならないときは、
何が原因か見つけて、新しい習慣を取り入れて、
習慣を変えてもらうことを提案する」とおっしゃっていました。
ただ、身体を診るより、人を見る先生の方が分かってもらえる感じしますよね。
上記の先生はどちらも男性で、心理学とか学んでいるわけではないんです。
腕のいい鍼灸師です。
ただ身体の反応からわかることを伝えていて、それが心だったり、生き方だったり、人生に及ぶこともあるようです。
どちらも人気の鍼灸院です。
身体の感覚を使った心理学でハコミセラピーというものに、トラッキングという技法があります。
安心感や信頼感があることが前提ですが、ちょっとした動きやしぐさ、姿勢、表情に意識を向けます。
患者さんの根底にあるパターンからの小さな、無意識で行う身体や、心、感情への表出であることがあるからです。
ハコミではこのような深く観察するスキルのことをトラッキングと呼んでいます。
それを伝えることで、普段意識していないことを意識化することができます。
それができて初めて内側にあるテーマやストーリーを扱うことができるようになります。
セラピストが一方的に伝えるというより、患者さんやクライアント自身が気づいたり、発見するのをそばで支える感じです。
治療にハコミセラピーを取り入れるワークショップが開催されます。
6/28から30の3日間
場所は大阪市内です。詳しくはチラシをご覧ください。
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